なんかわたしこの本、ずっと読んだと思いこんでたんですよ。
でも読んでなかった。多分泣かない子供とごっちゃになってたっぽいです。(でも実のところこれも読んだことあるようなないようなくらい)
江國さんの本は、小説よりもエッセイのほうが好きかもしれない、と思うんだけどエッセイも、川上弘美さんや恩田陸さんのような衝撃、だとか面白さ、とかだとかはそれほど感じなかったりします。
でも好き。
あの文章が好きだなあ。なんかね、清潔だけど女らしい感じ。
けれども、江國さんと同じものを全く私は好きじゃないので共感しないのでした。
エッセイは共感したほうが胸にズシンとくる。
私は先日、エッセイを読むということは友人と話をするのに似ている、と思ったのだけど。その人のアレコレを知る時間。その時に、ああ、わたしもそうだよ!というひとと、わたしはそうじゃないけどそれは面白いね、というひとと居るわけでそれと全く同じ感覚だなーと思う。
別に江國さん本人を勿論知ってるわけじゃないのに、エッセイという読み物を通してこんな感覚を味わってしまうところは読書の面白いところで、でもって読書と孤独は全くの無縁であることがわかる。
ひとりになりたい時って本は読めない。
それって読書がコミュニケーションに近いからなのかも。
もちろん、小説だとかほかの読み物に関してはまた別の要素もあるとは思うんですが。
少なくともエッセイはわたしにとってコミュニケーションに近いもの。
だから聞きたい話を選ぶようにエッセイも選ぶ。
今更ながらちょっとした発見をしたような気分でした。
本の内容についてあまり触れてないですが(笑)非常に江國さんらしいエッセイ。
男友達の部屋、という男友達についての内容が一番面白かったです。
何しろ文章を書くことが好きで、文章を書いてる人の文章は読んでて気持ちが良い。
江國香織さんの文章というのもそのひとつ。
